フリーランスになったら開業届とか保険とか、何をすればいいの?
最初は僕もわからなくて焦りました。実際にやった手続きをまとめますね
フリーランスとして独立すると、今まで会社がやってくれていた手続きを全部自分でやらないといけません。開業届、青色申告、健康保険、年金、退職金…。やることが多くて頭がパンクしそうになりますよね。
僕は工場勤務17年を経てWeb制作フリーランスになりましたが、正直、手続き関係は後手に回ったところもありました。
この記事では、フリーランスになる時に必要な手続きを、僕の体験談を交えてまとめます。「これを先に知っておきたかった」と思ったこともあるので、これから独立する方の参考になれば嬉しいです。
- フリーランスとして独立を考えているけど手続きがよくわからない人
- 開業届や青色申告の出し方を知りたい人
- 退職後の健康保険や年金の切り替えが不安な人
- 実際にフリーランスになった人の手続き体験談を知りたい人
開業届を出す【まずはここから】
フリーランスとして活動するなら、まず最初にやるべきは開業届の提出です。
僕は副業で収益を得始めた段階で、「これから本格的にやっていこう」という気持ちで開業届を出しました。学習が終わったくらいのタイミングですね。
開業届とは
開業届は、税務署に「個人事業を始めました」と届け出る書類です。事業を開始してから1ヶ月以内に提出するのがルールになっています。提出にお金はかかりません。無料です。
出さなくても罰則はないのですが、後述する青色申告をするためには開業届の提出が必須なので、フリーランスになるなら出しておいた方がいいです。また、補助金や融資を利用したい場合にも開業届が必要になることがあるので、早めに出しておくのが安心です。今はe-Taxを使えばオンラインでも提出できますし、税務署に直接持っていっても15分くらいで終わりました。
屋号はつけた方がいい?
開業届には屋号を書く欄があります。必須ではないですが、僕はつけました。屋号があると事業用の銀行口座を開設するときに便利ですし、名刺やポートフォリオにも使えます。後から変更もできるので、迷ったらとりあえずつけておくのがおすすめです。
青色申告承認申請書も一緒に出す
開業届と一緒に出しておきたいのが「青色申告承認申請書」です。これを出しておかないと青色申告ができず、節税の恩恵を受けられません。僕は開業届と同時に提出しました。
青色申告のメリット
青色申告の最大のメリットは、最大65万円の特別控除が受けられることです。白色申告だとこの控除がないので、同じ収入でも支払う税金がかなり変わってきます。フリーランスにとって節税は死活問題なので、ここは絶対に青色にしておいた方がいいと僕は思っています。
他にも、赤字を3年間繰り越せる繰越控除や、家族への給与を経費にできる専従者給与の特例など、青色申告にはメリットがたくさんあります。フリーランス1年目は赤字になることもあるので、繰越控除は特にありがたいですね。
ただし、青色申告は複式簿記での記帳が必要になります。「複式簿記って何?」と思う方もいるかもしれませんが、ここは会計ソフトに任せれば大丈夫です。
会計ソフトはマネーフォワードを使っている
僕はマネーフォワード確定申告を使っています。事業用の銀行口座とクレジットカードを連携させておけば、日々の仕訳がほぼ自動化されるんですよね。自分でやるのは、自動で取り込まれた明細の勘定科目をチェックするくらいです。
月額1,000円くらいのサブスク費用がかかるのが難点ですが、仕訳の手間を考えたらそれくらいで済むなら安いものかなと思っています。確定申告も会計ソフトの案内に沿って進めればできるので、簿記の知識がなくても何とかなりました。
ちなみに、僕は会社員時代にも1〜2回、練習のつもりで確定申告をやっていました。いきなりフリーランスになってから初めて確定申告…というのはハードルが高いので、在職中に一度やっておくと安心ですよ。
健康保険の切り替え【任意継続がお得だった】
会社を辞めると、会社の健康保険から外れます。選択肢は2つ。「任意継続」か「国民健康保険」です。
任意継続を選んだ理由
僕は任意継続を選びました。理由はシンプルで、保険料が安く済むからです。
国民健康保険に切り替えると、前年の所得をもとに保険料が計算されます。会社員時代の所得がベースになるので、フリーランスになったばかりで収入が少ないのに、保険料は会社員時代の水準…ということが起こるんですよね。しかも家族がいると人数分かかってくるので、僕の場合は妻の分も合わせるとかなりの金額になるところでした。
任意継続なら、退職前に払っていた保険料とほぼ同じ金額で最大2年間継続できます。僕の場合は半額近く抑えられたので、かなり助かりましたね。退職後20日以内に手続きが必要なので、辞める前に調べておくのがおすすめです。
どちらが安いかは人による
任意継続と国民健康保険のどちらが安いかは、前年の所得や家族構成、住んでいる自治体によって変わります。退職前に両方の金額を試算しておくのがベストです。市区町村の窓口に行けば国保の概算を教えてもらえますし、任意継続の金額は会社の人事に聞けばわかります。
年金の切り替え【マイナンバーカードがあると楽】
厚生年金から国民年金への切り替えは、退職後に市区町村の窓口で手続きします。僕は退職してすぐに市役所に行って、退職した旨を伝えて切り替えてもらいました。
マイナンバーカードがあれば比較的スムーズに手続きできましたが、暗証番号が必要なので忘れているとちょっと手間取るかもしれません。退職前にマイナンバーカードの暗証番号を確認しておくと安心です。
年金の切り替え自体はそこまで難しくなかったですが、国民年金の保険料は全額自己負担になるので、毎月の出費が増える覚悟はしておいた方がいいですね。厚生年金は会社が半分負担してくれていたんだなと、辞めてから改めて実感しました。
退職金の手続き【思ったより少なかった話】
退職金についても正直にお伝えします。僕は17年近く勤めていましたが、退職金は思ったより少なかったです。
勤めていた会社は中小企業退職金共済(中退共)に加入していて、毎月の積立額をもとに退職金が決まる仕組みでした。僕の場合、積立金額がほぼ最低値で積み立てられていたようで…。会社がどのくらい積み立ててくれていたかは自分では把握しづらいんですが、チェックできるのであれば在職中に確認しておくといいと思います。ある程度の目安になるので。
また、退職金は申請してから振り込まれるまでに少し時間がかかります。退職してすぐにもらえるわけではないので、生活費の計算には含めない方が安全です。早めに手続きをしておくのがおすすめですね。
失業保険(雇用保険)の活用
フリーランスになるとはいえ、退職後すぐに収入が安定するわけではありません。僕はフリーランス1ヶ月目の収入がほぼゼロだったので、失業保険にかなり助けられました。
失業保険を受給するにはハローワークでの手続きが必要です。自己都合退職の場合は給付開始まで2〜3ヶ月の待期期間がありますが、その間も求職活動をしている実績を作る必要があります。開業届を出すタイミングと失業保険の関係は少し複雑なので、ハローワークに相談してから動くのが安全です。
失業保険の受給額や期間は、退職前の給与や勤続年数によって変わります。僕は17年勤めていたので、それなりの期間もらうことができました。これがなかったらフリーランス初期の不安はもっと大きかったと思います。
注意点としては、開業届を出すタイミングによっては失業保険を受給できなくなる場合があります。開業届を出す=「就職した」とみなされる可能性があるからです。このあたりはケースバイケースなので、必ずハローワークに相談してから判断してくださいね。僕もハローワークの担当者に確認してから動きました。
手続きのタイミングまとめ
最後に、各手続きのタイミングを整理しておきます。
| 手続き | タイミング | 届け出先 |
|---|---|---|
| 開業届+青色申告承認申請書 | 事業開始から1ヶ月以内(2ヶ月以内) | 税務署(e-TaxでもOK) |
| 健康保険の切り替え | 退職後20日以内(任意継続の場合) | 健康保険組合 or 市区町村 |
| 年金の切り替え | 退職後14日以内 | 市区町村の窓口 |
| 退職金の申請 | 退職後すぐ(早めに) | 退職金共済など |
| 失業保険の申請 | 退職後すぐ | ハローワーク |
退職後は手続きが集中するので、事前にリストを作っておくと焦らずに済みます。僕は退職前にNotionにやることリストを作って、一つずつ潰していきました。特に健康保険の任意継続は退職後20日以内という期限があるので、ここだけは絶対に忘れないようにしてください。過ぎると国保一択になってしまいます。
まとめ
フリーランスになる時に必要な手続きを、僕の体験談をもとにまとめました。
- 開業届+青色申告承認申請書:セットで出す。青色申告で最大65万円の控除が受けられる
- 会計ソフト:マネーフォワードで口座・カード連携すれば仕訳がほぼ自動化される
- 健康保険:任意継続と国保を比較。家族がいる場合は任意継続の方が安いケースが多い
- 年金:市区町村で切り替え。マイナンバーカードの暗証番号を確認しておく
- 退職金:積立額を在職中にチェック。振込まで時間がかかるので早めに手続き
- 失業保険:ハローワークで手続き。フリーランス初期の生活を支えてくれる
手続き関係は面倒ですが、後回しにすると損をすることが多いです。僕も退職金の積立額をもっと早くチェックしておけば…と思うことがありました。これからフリーランスになる方は、この記事を参考に事前に準備を進めてもらえたら嬉しいです。

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