Web制作フリーランスの収入のリアル

先に結論から言うと、Web制作フリーランスの収入は「一気に跳ね上がる」より「じわじわ積み上げる」ものだと思っています。

少なくとも、僕の場合はそうでした。

「フリーランスになれば自由に稼げる」「月収○○万円も夢じゃない」という情報はよく見かけます。

でも正直、そういうキラキラした世界にはなかなか辿り着けないというのが、実感です。

ただ、だからといって稼げないわけじゃない。

泥臭く続けて、少しずつ単価を上げていけば、収入は確実に伸ばせます。

この記事では月収の具体的な数字は出しませんが、収入の仕組み・変動の実態・単価を上げるためにやったことを、リアルに話そうと思います。

この記事はこんな人におすすめ
  • Web制作フリーランスの収入の仕組みがよくわからない
  • 会社員とお金の流れがどう違うか知りたい
  • 単価を上げるヒントを探している
目次

Web制作フリーランスの収入は何で決まるか

フリーランスの収入って、結局シンプルな計算式で成り立っています。

「案件単価 × 案件数」——これだけです。

ただ、この2つを自分でコントロールしないといけないのが、会社員との大きな違いですね。

会社員なら毎月決まった給料が入ってきますが、フリーランスは仕事を取ってきて、こなして、請求して、初めて収入になります。

だからこそ、単価と案件数のどちらを伸ばすか——この意識が、収入アップのカギになってくるんですよね。

案件単価 × 案件数がすべて

単価が低くても案件数を増やせば収入は上がります。

でも、時間には限界があるので、ある程度は単価を上げないと体が持たないんですよね。

僕が意識しているのは「1案件あたりの単価を少しずつ上げていく」こと。

数千円の案件から始めた僕でも、コツコツ続けていたら少しずつ上げられるようになってきました。

継続契約があると収入が安定しやすい

単発の案件だけだと、毎月「次の仕事どこから来るんだろう」と不安になります。

保守・更新の継続契約が入ると、毎月一定の収入が見込めるので、精神的にずいぶん楽になりますね。

僕の場合は今のところコーディング案件が9割・保守が1割くらいの比率です。

正直、もう少し保守の比率を上げたいと思っていて。

継続収入があると、単発案件の営業に焦らなくて済みますから。

フリーランスって、結局どっちを伸ばせばいいんですか?単価と案件数、どっちが大事?

正直どちらも大事なんですが、長く続けるなら単価を上げる方が重要だと思っています。案件数を増やすと単純に忙しくなるので、疲弊する前に単価で稼ぐ方向に切り替えていくのが現実的でした。

僕の収入の仕組みをそのまま話す

正直なことを言うと、最初のころは「フリーランスの収入ってどう成り立ってるの?」というのが自分でもよくわかっていませんでした。

会社員のころは毎月決まった日に給料が振り込まれるだけで、仕組みを意識する必要がなかったんですよね。

でもフリーランスになると、見積もりを出して、納品して、請求書を作って、入金を確認して……という流れを全部自分でやるようになります。

最初はその流れを把握するだけで、少し時間がかかりましたね。

コーディング9:保守1という比率

今の収入の内訳はざっくり、コーディング案件が9割・保守が1割くらいです。

コーディング案件は「サイトを作ってほしい」という依頼を受けて納品するスタイル。

保守は「サイトの更新を定期的にやってほしい」という継続的な契約です。

コーディング案件は単価が高い分、受けなければ収入がゼロになります。

保守は少額でも毎月入ってくるので、その安定感は大きいですね。

ちなみに、保守契約はクライアントとの信頼関係が積み重なると自然に生まれてくるものだと感じています。

忙しい月と暇な月で3倍の差がある理由

これはかなりリアルな話なんですが、収入が多い月と少ない月で、体感3倍くらい差が出ることがあります。

理由はシンプルで、稼働時間がまったく変わるからです。

案件が重なれば、1日のほとんどをコーディングに使えます。

でも暇な月は、本当に何もない。

やることがないので、自分から動かないと詰みます。

営業して、ポートフォリオを更新して、SNSで発信して……という動きを自発的にやらないといけないんですよね。

この「自分から動かないと収入がゼロになる」という感覚が、会社員時代とはまったく違うと感じました。

収入の波をならすためにやっていること

  • 暇な月こそ営業・発信を増やす
  • 保守契約を少しずつ増やす
  • 月収ではなく年収ベースで考える

会社員と決定的に違う「お金の流れ」

フリーランスになって最初に戸惑ったのが、「お金の流れ」でした。

会社員のころは毎月同じ日に給料が振り込まれていたので、収入が入るタイミングをまったく気にしたことがなかったんですよね。

でもフリーランスは、仕事をした月に収入が入るわけじゃない。

請求書を出してから、実際に入金されるまでにタイムラグがあります。

ここを事前に知っておくだけで、お金の不安はだいぶ和らぐと思います。

入金は1〜2ヶ月後が当たり前

たとえば1月に案件を納品して請求書を出した場合、入金されるのは2月や3月になることが普通です。

「月末締め翌月払い」「翌々月払い」という契約が多いので、仕事をしてすぐにお金が入ってくるわけじゃないんですよね。

正直、最初のうちは「あれ、まだ振り込まれてないな」と焦ることもありました。

でも今は入金サイクルを仕組みとして理解しているので、ある程度先を見越して動けています。

フリーランスを始める前に、貯金はどのくらい用意しておけばいいですか?

入金タイムラグを考えると、最低でも生活費3ヶ月分は用意しておきたいところです。僕もフリーランス転向前に、ある程度まとまった貯金を意識して作っておきました。最初の数ヶ月は収入が安定しないことを前提に動いておくと、精神的にかなり楽になりますよ。

「収入ゼロ月」は珍しくない

これも正直に言いますが、入金がほぼゼロの月は珍しくありません。

案件が重なった翌月に一気に入金される……という波があるので、月単位で見ると凸凹しています。

年間で平均すると安定していても、特定の月だけ見れば「今月は少ないな」という月もある。

だからこそ、「月収○○万円」という数字より、「年収ベースで考える」くせをつけるのが大事だなと思っています。

経費で仕事の質を上げられる自由がある

一方で、フリーランスならではの良さもあります。

ソフトウェアの購入費、外付けモニター、作業用のデバイスなど、仕事に使うものを経費として計上できます。

「これを買ったら仕事の質が上がるな」と思ったものに投資できるのは、会社員のころにはなかった感覚でした。

自分の判断でお金を使えるというのは、小さいけれどフリーランスの自由のひとつだと感じています。

会社員とフリーランスのお金の違い まとめ
  • 入金は仕事の1〜2ヶ月後が当たり前
  • ゼロ月が存在する(年収ベースで考えるのが正解)
  • 経費で仕事環境に投資できる自由がある

単価を上げるためにやったこと

フリーランスの収入を上げるには、単価を上げるしかありません。

案件数を増やすのにも限界があるし、無理をして体を壊したら元も子もない。

正直、最初のころは単価が低すぎて「これ続けられるのかな」と不安になったことがあります。

でも今は少しずつ上げることができてきました。

何が変わったかを振り返ると、ひとつ明確なきっかけがあります。

最初は数千〜数万円が限界だった

フリーランスを始めたばかりのころは、単価設定がよくわからなくて、とにかく低く出してしまっていました。

「断られるのが怖い」「実績がないから安くしないと」という心理が働くんですよね。

数千円〜数万円の案件を積み重ねていたころは、稼働時間の割に収入が追いつかない感覚がありました。

ちなみに、この経験があるから「単価を上げないと自分が疲弊する」というのを、身をもって理解しています。

「自分でできること」を説明できるようになってから変わった

転機になったのは、自分のスキルや対応範囲をちゃんと言語化できるようになってからです。

「WordPressのカスタマイズができます」「レスポンシブ対応もできます」「修正は○回まで含みます」というように、具体的に説明できるようになると、クライアントの納得感が上がりました。

単価を上げるときも「これだけの範囲を対応するから、この金額です」と説明できれば、むやみに値下げを求められることも減ってくるんですよね。

言語化する前は、なんとなく値段をつけていただけだったなと思います。

単価を上げるのって、怖くないですか?断られそうで……

正直、最初は怖かったです。でも裏を返せば、単価を上げて断られたとしても、それは「その金額に見合う価値を伝えきれなかった」ということなので、説明の仕方を磨くきっかけになりました。少しずつ上げていけば、思ったより断られないことも多いですよ。

フリーランスの収入、正直なところ

最後に、正直な話をします。

「フリーランスになれば、1日数時間の作業でOK」「一気に月収が何十万・何百万になる」という情報をよく見かけます。

でも少なくとも僕の場合は、そういう世界にはなかなか辿り着けていません。

それが、リアルです。

ただ、だからといってフリーランスを選んだことに後悔はないし、収入も少しずつ伸びてきています。

一気に跳ね上がることは難しいかもしれないけれど、泥臭く続けていけば確実に伸ばせる。

そして、単価を上げ続けないと自分が疲弊して続けられなくなる——これはフリーランスを始めてから強く感じていることです。

「キラキラした世界は難しいけど、地道に続ければ伸ばせる」というのが、今の正直な感想です。

Web制作フリーランスは始めてすぐに稼げますか?

すぐに大きく稼ぐのは難しいのが現実です。最初は単価が低い案件から積み重ねていくことになります。ただ、実績を作りながら「自分でできること」を言語化していくと、少しずつ単価を上げられるようになります。焦らず積み上げていくことが大切だと思います。

収入がゼロの月が続いたらどうすればいいですか?

まず動くこと、に尽きます。暇な月こそ、営業・ポートフォリオ更新・SNS発信を増やすタイミングです。フリーランスは自分から動かなければ案件は来ない構造なので、収入がゼロのときこそ仕込みの期間と捉えると気持ちが楽になりますよ。

コーディングだけで食べていけますか?

僕の場合はコーディング中心でやっています。ただ、それだけで安定させるには単価を上げ続けることと、継続契約(保守案件)を少しずつ増やすことが重要だと感じています。単発案件だけに頼ると収入の波が大きくなるので、継続収入の割合を上げていくのが現実的な安定への道だと思います。

まとめ

この記事では、Web制作フリーランスの収入の仕組みについて、僕の体験をもとにお話しました。

この記事のまとめ
  • 収入は「案件単価 × 案件数」のシンプルな構造。長期的には単価を上げる方向が大事
  • 継続契約(保守)があると収入が安定しやすい
  • 入金は1〜2ヶ月後が当たり前。ゼロ月も存在するので年収ベースで考える
  • 単価を上げるには「自分でできることを言語化する」のが一番効いた
  • 一気に跳ね上がるより、泥臭く続けることで確実に伸ばせる

キラキラした世界ばかりが発信されがちですが、正直なところ地道な積み上げが現実だと思っています。

でも裏を返せば、泥臭く続けられる人には確実にチャンスがある仕事でもあります。

Web制作フリーランスへの転向を考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

37歳でWeb制作フリーランスに。
地方の工場で17年過ごした後の転身を過程を含め公開しています。
AI、ガジェット、2chまとめが好き。

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