提案しても全然通らないんだけど…もう何十件も送ってるのに
僕もそうでした。でも書き方を変えたら反応が変わったんですよね
クラウドソーシングで案件を取りたいのに、提案がまったく通らない。送っても送ってもスルーされて、「自分には無理なのかな」と心が折れそうになる。僕も最初はまさにその状態でした。
でも、提案文の書き方を変えてからは少しずつ反応がもらえるようになって、実際に案件を受注できるようになりました。振り返ると、最初の提案文はひどいものだったなと思います。
この記事では、実績ゼロの状態からクラウドソーシングで案件を取った僕の体験談をもとに、提案文の書き方とテンプレートを紹介します。「何を書けばいいかわからない」という方の参考になれば嬉しいです。
- クラウドソーシングで提案しているけど全然通らない人
- 提案文に何を書けばいいかわからない人
- 実績ゼロの状態から案件を取りたい人
- テンプレートを参考にして提案文を改善したい人
提案を送りまくっても全然通らなかった話
デイトラを卒業してすぐ、クラウドソーシングで提案活動を始めました。最初のペースは10件送って1件反応があるかどうか。そこから面談や詳細のやり取りに進んで、5件反応があっても受注できるのは1件くらいでした。
しかも、金額をかなり抑えて、他の人が応募しないような案件を狙ってその結果です。相場5万円の案件に1万円で出したりもしていました。それでもなかなか通らなかったんですよね。
今振り返ると、最初の提案文は相手の募集内容を読んで、それに返答するだけの内容でした。「はじめまして、○○です。この案件に興味があります。対応可能です」みたいな。これでは通らないのも当然だったなと思います。
ただ、そこから提案文を改善していって、徐々に反応がもらえるようになりました。自分のスキルが急に上がったわけではなく、「伝え方」を変えただけ。提案文の書き方ひとつで結果が変わるんだなと実感しましたね。
発注者はどこを見ている?クライアント目線の真実
提案文を改善するにあたって、「発注者側はどういう基準で選んでいるのか」を知っておくと、書き方がガラッと変わります。いろいろ調べてみて驚いたんですが、実はそこまで高いハードルではなかったんですよね。
30人応募しても、実質のライバルは10人以下
クラウドソーシングの案件に30人応募が来たとしても、発注者の体感ではこんな内訳だそうです。
- 約1/4は募集文を読んでいない(即除外)
- 約1/4は明らかに未経験・コピペ提案
- 残りの中でも見積もりが高すぎて除外されるケースがある
つまり、募集要項をちゃんと読んで、適正な価格で、案件に対する具体的な提案を書くだけで、かなり有利な位置に立てるということ。僕がこれを知ったとき、「そんなレベルでいいのか」と正直びっくりしました。
提案文の内容で7〜8割決まる
発注者がまず見るのは提案文の内容で、プロフィールや評価はその次だそうです。つまり、実績が少なくても提案文の質が高ければ十分チャンスがあるということ。逆に言えば、実績があっても提案文がコピペだと落とされる。ここは希望が持てるポイントですよね。
提案文は「納品物のサンプル」として見られている
これは盲点だったんですが、提案文そのものが「この人の仕事の質」を表すサンプルとして見られているそうです。誤字脱字がある、文章がわかりにくい、段落分けがされていない…。こうした提案文を送ると、「納品物もこのレベルなんだろうな」と判断されてしまいます。提案文は丁寧に書きましょう。
提案文で絶対やってはいけないこと
提案文を改善していく中で、「これはやっちゃダメだった」と気づいたことがいくつかあります。僕自身がやらかしていたことなので、当てはまる方は今日から直してみてください。
「学習中です」「初心者です」と書く
これが一番やってはいけないことだと僕は思っています。最初の頃、僕は提案文に「デイトラで学習中です」「まだ駆け出しですが…」といった文言を入れていました。自分に保険をかけたかったんですよね。「初心者だから、ちょっと緩くても許してね」というニュアンスを含ませていたんです。
でも、冷静に考えてみれば、クライアントはお金を払って仕事を依頼するわけです。「学習中の人」にわざわざお金を払って頼みたいと思うでしょうか。僕だったら頼みません。
これに気づいてからは、「学習中」「初心者」「駆け出し」といった文言は一切なくして、自信を持って言い切る形に変えました。実際のスキルが変わっていなくても、提案文の印象はガラッと変わります。
テンプレをコピペしてそのまま送る
提案文のテンプレートを用意するのは大事ですが、コピペしてそのまま送るのはNGです。クライアントは「この人はちゃんと募集内容を読んでくれているか」を見ています。
僕は案件ごとに相手のことを調べ、業種のことを調べ、筋の通った提案ができるように意識していました。その分時間はかかりましたが、結果的に割と良い割合で提案が通るようになったと思います。
ポートフォリオを載せない
ポートフォリオなしで提案しても、クライアントは「この人に何ができるのか」が判断できません。必ずURLを載せましょう。
僕の場合はWordPressで作ったポートフォリオサイトのURLを載せて、「こんなものが作れます」という見本にしていました。さらに、作ったサイトのスクリーンショットも添付して、ビジュアルで伝わるようにしていましたね。テキストだけで「できます」と言うより、実物を見せた方が圧倒的に説得力があります。
受注率が上がった提案文の書き方【PREP法テンプレ】
提案文を改善してから受注率が上がったんですが、意識していたのはPREP法(プレップ法)という構成です。最初に結論(提案)を伝え、中に詳細を書き、最後にもう一度まとめる。人は最後に見たものが印象に残りやすいので、必ず最後にクライアントのメリットをまとめるようにしていました。
僕が使っていた提案文の構成
実際に僕が使っていた提案文の構成はこんな感じです。
- 挨拶+提案:相手の名前を入れて挨拶。「自分だったらこうできます」「こんなメリットがあります」と最初に提案を入れる
- 自己紹介+できることリスト:簡単な自己紹介と、対応可能な業務を箇条書きで(サイト制作、WordPressオリジナルテーマ、保守管理、コーディング、サーバー関連など)
- 稼働時間・対応可能な時間帯:「平日○時〜○時対応可能」「何曜日は終日対応できます」など
- 実績・やってきたこと:過去の案件実績。学習段階なら「学習で○○を制作しました」でOK。ポートフォリオURL+スクショを添付
- もう一度、相手のメリットをまとめて締める:最初に書いた提案を改めてまとめて、印象に残す
ポイントは、最初と最後に「相手にとってのメリット」を入れること。自己紹介や実績を並べるだけだと「それで、私に何をしてくれるの?」となってしまいます。相手の課題を理解した上で「自分ならこう解決できます」と伝えることが大切でした。
案件ごとにカスタマイズする
テンプレートはあくまで骨格です。案件ごとに相手のサイトを見たり、業種のことを調べたりして、「御社の場合はこうした方が効果的だと思います」といった具体的な提案を入れるようにしていました。
正直、1件の提案に30分〜1時間かかることもありました。でも、10件コピペで送って全滅するより、3件しっかり書いて1件通る方がいいんですよね。時間はかかりますが、その分クライアントに「この人はちゃんと見てくれている」と伝わるので、結果的に効率がいいと感じています。
AIを活用してリサーチを効率化する
ちなみに、僕は提案文を書くときにAIを活用しています。具体的には、相手の業種や事業内容をリサーチする段階でAIに手伝ってもらっているんですよね。「この業種のWebサイトに求められることは?」「この会社の競合はどんなサイトを作っている?」といったことをAIに聞いて、それを提案に盛り込む。
提案文の下書きをAIに作ってもらって、それを自分の言葉に直すこともあります。ゼロから書くよりも圧倒的に早いですし、自分では思いつかなかった切り口が出てくることもあって助かっています。AIを使うことで1件あたりの時間が短くなり、その分しっかりカスタマイズに時間を使えるようになりました。
文字数の目安は300〜600文字
提案文の長さに正解はありませんが、いろいろ調べてみると300〜600文字くらいが目安のようです。短すぎると判断材料が足りないし、長すぎると読まれない。発注者は大量の提案を読んでいるので、スクロールが必要なほどの長文は最後まで見てもらえません。伝えたいことを端的にまとめる力も、提案文で見られているポイントだと思います。
プロフィールも手を抜かない
提案文ほど注目されないかもしれませんが、プロフィールも地味に大事です。僕が意識していたのはこのあたり。
- プロフィール写真は必ず設定する:写真がないだけで信頼性がかなり下がるそうです。顔写真が理想ですが、イラストアイコンでもOK
今でしたら自分を撮った写真をGeminiにイラスト化してもらうのもいいですね。僕はそうしています。 - 本人確認を済ませる:完了しているだけで信頼のシグナルになる
- 対応可能な業務・稼働時間を明記する:クライアントが「この人に頼めるかな」を判断しやすくなる
- ネガティブ表現を書かない:「初心者ですが…」「○○は苦手です」はプロフィールでもNG
プラットフォーム別の特徴と使い分け
僕はクラウドワークス、ランサーズ、ココナラの3つを主に使っていました。それぞれ特徴が違うので、使い分けのポイントをお伝えしますね。Web制作でクラウドソーシングを始めるなら、まず複数のプラットフォームに登録して、自分に合うところを見つけるのがおすすめです。
ランサーズ:一番案件が取れた
結果的に一番仕事をする機会が多かったのがランサーズでした。Web制作の案件数はクラウドワークスの方が多い印象でしたが、その分競合も激しい。ランサーズはクラウドワークスに比べて応募者が少なめで、提案が目に留まりやすかったのかなと感じています。
クラウドワークス:案件数は最多だけど競合も激しい
Web制作のジャンルでいうと、案件数が一番多いのはクラウドワークスだと思います。ただ、1つの案件に50件〜100件近い応募が集まることもザラにあるので、実績が少ないうちは埋もれやすいです。コーディングメインで案件を取りたい方は、ランサーズと併用するのがおすすめです。
ココナラ:出品型なのでコーディングには向きにくい
ココナラは自分のスキルを「出品」するスタイルなので、ランサーズやクラウドワークスとは少し性質が違います。Web制作のジャンルでは既にポジションを確立しているプレイヤーが多く、新規で参入するのは少し難しい印象でした。コーディングよりもデザインの方が出品しやすいかもしれません。
Midworks:エージェント型で相談ができる
Midworksというエージェント型のサービスにも登録しました。登録するとすぐにエージェントから連絡が来て、「こうしたらいいですよ」とアドバイスをもらえます。僕が登録した時はまだスキルが足りず案件にはつながりませんでしたが、自分の現在地を客観的に知ることができたので、登録してみる価値はあると思います。
価格設定のリアル【最初は実績を買うつもりで】
価格設定についても正直にお伝えします。僕は最初、相場5万円の案件に1万円〜3万円で応募していました。「1万円でできることを全力でやって、実績を積む」という戦略です。お金をもらいながらいろんなことが勉強できるんだから、お得だなくらいに構えていました。
ただ、低価格で受けたクライアントとはなかなか長続きしませんでしたね。低価格だから頼んでくるわけで、価格を上げたら頼ってきません。さらに言うと、低価格のクライアントは要求が厳しいケースも多かったです。正直しんどい時期もありました。
でも、実績がゼロの状態では何かしら差別化する必要があります。スキルで差がつけられないなら、わかりやすい価格で勝負するのもひとつの手段でした。大事なのは、低価格のままずっと続けないこと。実績が積めたら価格帯を上げて、「この金額でも頼みたい」と思ってもらえるクライアントと仕事をするフェーズに移っていくことだと思います。
最初は実績を買うつもりでした。でもそのおかげで今は価格を上げても仕事をいただけるようになっています
一番気をつけたいこと
今はたくさんの人がWeb制作を学習して、スキルを身に着けています。
教材もたくさんあり、少し探せば書籍、動画、スクールも溢れています。
そんな中で案件をいただくのはすごく難しく、大変です。
以前に受注者側の方が言っていたのが、「あなたと仕事がしたい」と思ってもらうことが大事と聞きました。
スキルを持った人がたくさんいるからこそ、相手を想い、自分にしか出来ない価値を提供できるように取り組んでいきましょう。
提案文をAIに頼って作るのはすごく良いと思いますが、必ず自分の言葉、自分の考えを盛り込んでください。
まとめ
この記事では、クラウドソーシングの提案文の書き方を、僕の体験談をもとにお伝えしました。
- 「学習中」「初心者」は絶対に書かない:自信を持って言い切る。クライアントはプロに頼みたい
- PREP法で提案文を構成する:最初と最後に相手のメリットを入れて印象に残す
- 案件ごとにカスタマイズ:テンプレコピペはNG。相手の業種を調べて筋の通った提案を
- ポートフォリオは必須:URL+スクショでビジュアルで伝える
- プラットフォームは複数使う:ランサーズ、クラウドワークス、ココナラそれぞれ特徴が違う
- 価格は最初だけ抑える:実績を積んだら必ず上げていく
提案が通らなくて悩んでいる方は、スキルが足りないと思い込んでいるかもしれません。でも僕の場合、スキルは変わっていないのに書き方を変えただけで結果が変わりました。「学習中です」をやめて、PREP法で構成を整えて、案件ごとに相手を調べる。それだけで反応は変わります。この記事のテンプレートが、あなたの提案文を見直すきっかけになれば嬉しいです。

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